カプセル内視鏡

カプセル内視鏡

カプセル内視鏡って何ですか?

カプセル内視鏡(カプセルないしきょう、英: Capsule endoscopy)は、小型カメラを内蔵したカプセル状の内視鏡のことです。

 

カプセル内視鏡
↑小腸用のカプセル内視鏡の例です(写真はコヴィディエン社のもの)。
wikipediaより。
写真右側にカメラが内蔵されています。

 

見た目は薬のカプセルにそっくりですね!

 

実物は、薬のカプセルより少し大きく、
コヴィディエン社製の小腸用カプセルのサイズは、2.6cm×1.1cmで、1秒間に2枚または6枚撮影を行い、

 

大腸用カプセルのサイズは、3.1cm×1.1cmで、1秒間に4枚または35枚の撮影を行います。

 

また、オリンパス製品は、サイズが2.6cm×1.1cmで、1秒間に2枚撮影を行います。
薬事認可されているオリンパス製品は2016年現在小腸用だけで、
大腸用は、コヴィディエン社製の「PillCamRCOLON2」という製品だけです。

 

カプセル内視鏡は、1981年、イスラエル国防省の軍事技術研究機関 ラファエル研究所の電子/光学部門技術者ガブリエル・イダン等によって開発が始まり、
1994年、The Los Angeles World Congress of Gastroenterologyにて、世界で初めてとなるカプセル内視鏡研究報告が、ラファエル研究所より発表されました。

 

カプセル内視鏡は、日本でも使えるんですか?

はい、日本でも使えます。

 

日本では、2007年4月に小腸用のカプセル内視鏡が薬事承認され、10月に保険適用されています。

 

2012年、カプセル内視鏡検査を行う前に、消化管の開通性を評価する崩壊性のカプセル(パテンシーカプセル)が保険適用されたことで、

 

クローン病をはじめとする、全ての小腸疾患の患者に対して使用できるようになりました。

 

崩壊型のダミーカプセルが保険適用される前は、
クローン病などの狭窄(腸が狭い状態)や通過障害(腸閉鎖等)が疑われる小腸疾患に対しては、
カプセル内視鏡が狭窄部に詰まってしまうことがあり、使用できなかったのですが
2012年7月に体内で崩壊し影響を与えないダミーカプセル(パンテシーカプセル)が保険適用となったおかげで、小腸疾患全般に対しカプセル検査が可能となりました。

 

 

大腸用の内視鏡カプセルは保険適用されるのですか?

保険が適用されるものと、保険が適用されないものがあります(2016年現在)

 

2013年7月、大腸用のカプセル内視鏡が日本で薬事承認され、2014年1月より保険適用となっています。

 

現在、大腸用のカプセル内視鏡は、大腸内視鏡検査が回盲部まで到達できなかった場合や、器質的異常により大腸内視鏡検査が実施困難と判断された場合に限り、保険が適用されます。(2016年現在)

 

保険が適用された場合の検査費用は、約35000円程度です。
これに診察料、薬剤料などが別途かかります。

 

ただし、保険が適用されない方であっても、自費であればどなたでも検査できるところが多いようです。(ほぼ12万円+消費税くらい)

 

カプセル内視鏡の検査の流れを教えてください
検査前の10時間は絶食です。

 

前日の食事は消化のよいものを摂ります。

 

夕食後は絶食し、
大腸の中をキレイにして、検査できるようにするため、下剤を服用します。

 

次の日、病院で記録用のアンテナ、レコーダを装着します。

 

水と一緒にカプセルを飲みます。

 

医師の指導のもと、下剤を飲みます

 

 

トイレで回収キットを使ってカプセルを回収します。

 

機械を外して検査終了です。

カプセルは、そのままトイレに流れても小さくて詰まることはないので大丈夫ですが、
排泄を確認できない場合には、おなかのX線写真を撮影して確認する必要があります。

 

2週 間経過しても排出されない場合、原因として腸の中に腫瘍や潰瘍などで、狭窄している病変があるためと考えられ、
病変の治療およびカプセルの除去のために小腸内視鏡あるいは手術を行うこともあります。

大腸用のカプセル内視鏡は、何時間くらいで排出されるのですか?

大腸用のカプセル内視鏡を用いた検査直後に大腸内視鏡検査を実施する方法で、18歳以上の大腸疾患患者約300人を対象として行われた比較試験によれば、

 

飲んでから排出までの所要時間は、平均で4時間51分、中央値は4時間1分で、
90%以上の患者で、飲み込んでから10時間以内にカプセルが排出されました。

 

また、カプセルは1〜2時間程度で大腸を通過しました。

 

腸管の洗浄状態と大腸通過に要する時間は無関係ですが、洗浄状態が良好なほど、
検出の感度は上がります。

 

 

カプセル内視鏡は良いことづくめですね、デメリットはありますか?

3つあります。
@検査時間(3時間から10時間:平均5〜6時間)は病院内で過ごしす必要があること、
Aポリープの有無は調べられますが、切除も生検もできないこと。
B誰もが大腸カプセル内視鏡を保険適用で受けられるわけではないことです。

 

カプセル内視鏡検査を受けられる病院を教えてください

カプセル内視鏡を受けられる病院については、
カプセル内視鏡:飲むだけドットコム
病院ナビ
から検索することができます。