潰瘍性大腸炎の診断

潰瘍性大腸炎っぽい・・診断方法と診断基準を教えてください。

潰瘍性大腸炎の診断基準

潰瘍性大腸炎の診断方法を教えてください

渋り腹、粘血便などで、潰瘍性大腸炎が疑われるときには、

 

@まず、問診を受けます。

 

症状について聞かれたり、「放射線照射歴、抗生剤服用歴、海外渡航歴」などについて聞かれます。

 

A感染性腸炎の可能性もあるので、細菌学的・寄生虫学的検査を行います。

 

B直腸あるいはS状結腸内鏡検査を行います。

 

Cまた、患部の一部をメスや針などで取って,顕微鏡などで調べます。(生検)

 

これだけで十分に診断できますが、必要に応じて
注腸X線検査や全大腸内視鏡検査などを行って、潰瘍性大腸炎の程度、罹患範囲などを検査することもあります。

どのような状態なら、潰瘍性大腸炎って診断されるんですか?

@持続性または反復性の粘血・血便がある

 

A粘膜が広い範囲におかされ、大腸粘膜の下の血管が見えず(炎症があると、粘膜がにごって、下の血管が見えない)

 

腸の粘膜が炎症によって細かい凸凹になっているか、炎症によって腸粘膜が細かいつぶ状になり、ざらざらとなっている。

 

さらに、もろくて、炎症に伴って生じる粘液、血液などがついている、もしくは

 

多発性のびらんや潰瘍(粘膜の傷)または偽ポリポーシス(腸粘膜の一部が炎症を起こしてはがれ落ち、残った部分が突起(ポリープ)のようになったもの)が見られる。

 

もしくは、腸管の狭小・短縮が認められる。

 

B活動期では、粘膜に広い範囲で、炎症全層に炎症性細胞浸潤、陰窩膿瘍、高度な杯細胞減少が認められる。

 

寛解期では、腺の配列異常(蛇行・分岐)、萎縮が残存する。

 

また、潰瘍などが、直腸から連続して口側にみられる時。

 

@ABが当てはまり、細菌性赤痢、アメーバ性大腸炎、サルモネラ腸炎、
キャンピロバクタ腸炎、大腸結核、クラジミア腸炎などの感染性腸炎、

 

クローン病、放射線照射性大腸炎、薬剤性大腸炎、リンパ濾胞増殖症、
虚血性大腸炎、腸型ベーチェットなどではない時に、

 

潰瘍性大腸炎と確定されます。

 

 

詳しくは、潰瘍性大腸炎・クローン病の診断基準・治療方針