潰瘍性大腸炎の食事療法

潰瘍性大腸炎の食事療法!

潰瘍性大腸炎の食事療法

潰瘍性大腸炎の食事療法のポイントは、
まず、自分の体の状態を知ることです。

 

症状が落ち着いている時(寛解期)と
下痢、発熱、腹痛などの症状が見られる時(再燃期)では
食事の内容や量を変えることが大切です。

 

 

 


何をどれだけ食べたら良いの!?食事療法の基本のき

潰瘍性大腸炎 食事療法

ご自分に合う食事の量を知るためには、
まず、体重を測りましょう!

 

体重はカンタンに測れ、体調を良く知ることができる
大切な指標です。

 

体重が多い、少ない、ではなく、
体重がどのように変化したかが重要です。

 

ダイエットも何もしていないのに、
体重がいきなり減った場合は注意信号

 

短期間の著しい体重の減少は、
脱水の可能性もあります。

 

さて、体重1キロには、約7000カロリーが保有されています。

 

例えば、1ヶ月に3キロ減った時・・

 

3kg×7000kcal÷30日=700kcal

 

1日に700kcalが入ってこなかったか、
もしくは、炎症で消費された可能性があります。

 

1日に必要なエネルギー量の求め方

 

@標準体重を求めます。

 

身長150センチの場合

 

身長×身長×22=標準体重なので、

 

1.5m×1.5m×22=49.5kg

 

A1日に必要なエネルギー量=標準体重×30〜35kcal

 

49.5×30〜35=1485kcal〜1732.5kcal

 

 

 

潰瘍性大腸炎患者に勧められる食事

 

潰瘍性大腸炎では、基本的に、高エネルギー、高ビタミン、高ミネラル、低脂肪の食事が勧められています。

 

そして、活動期には、低残渣の食べ物(食物繊維の少ないもの)を食べ、
できるだけ腸に負担をかけないようにしたほうが良いです。

 

【高エネルギー食について】

 

高エネルギー食では、主食の炭水化物をしっかり摂ります。
1日に必要なエネルギーの60%以上を摂るのが理想です。

 

米飯、おもち、おかゆ、玄米、胚芽米、雑穀、うどん、パスタ、パン、さつまいも、じゃがいもなど

 

(活動期には、雑穀や玄米は避けた方が良いでしょう)

 

ごはんは、美味しく、どんな副菜にも合いますので
飽きずに食べることができます。

 

レジスタントスターチ(難消化性デンプン)を含んでいます。

 

レジスタントスターチは、デンプンの消化や吸収を遅くします。
腹持ちがよく、肥満の防止に効果的で、血糖値を抑制します。

 

また、大腸で、微生物によって発酵しますので、
下痢や便秘の予防に役立ちます。

 

筋肉の発達に役立ちますので、
潰瘍性大腸炎の子供にも、多めに食べてほしい食品のひとつです。

 

【タンパク質について】

 

タンパク質は、体を構成する重要な栄養素です。
腸管の再生や、創傷治癒にも必要な栄養素です。

 

魚介類、豆類、肉類、卵、乳、乳製品などに含まれています。

 

潰瘍性大腸炎のタンパク質所要量は、

 

1.2g〜1.5g/体重kgです。

 

例えば、体重が50キロの方に必要な
1日のたんぱく質の量は、60g〜75gです。

 

【低脂肪食について】

 

潰瘍性大腸炎の方の理想の脂肪の量は、1日に40gです。

 

低脂肪食にすることで、腸管の安静を保ち、
再燃を予防します。

 

脂質は、エゴマ油、しそあぶら、亜麻仁(あまに)油などの良質な油でとりましょう。

 

ドイツでは、水素添加マーガリンの発売開始時期&地域と、
クローン病の患者の出現時期&地域が一致したという報告があります。

 

トランス脂肪酸が含まれているものには、
マーガリンやショートニング(クッキー、菓子パン、植物性生クリーム、ホイップクリーム、
コーヒー用クリーム、ラクトアイス、インスタント揚げ麺、ポテトチップス、フライドポテト、かりんとう、ドーナツなどがあります。

 

トランス脂肪酸は、コストが安く、仕上がりがサクサクして軽い仕上がりになるので重宝されていますが、
控えめにしたほうが良いでしょう。

 

【食物繊維について】

昔は、厳しく制限されていましたが、
狭窄や炎症がなければ、厳しい食事制限は必要ありません。

 

水溶性食物繊維は、下痢に効果があり、
腸内環境を整える効果がありますので、
水溶性食物繊維を多く摂ると良いでしょう。

 

 

狭窄がある時は、非(難)水溶性食物繊維を含む食品を控えましょう。

 

【消化の悪いタンパク質は控えめに】

いか、たこ、あわび、さざえ、肉の塊は控えめにしてくださいね。

 

あまり神経質になると、
精神的にきつくなってきますから、
ほどほどに、体に良い食事を心がけていきましょう。