潰瘍性大腸炎 白血球除去(lcap)

潰瘍性大腸炎の白血球除去療法(LCAP療法)

潰瘍性大腸炎と白血球除去療法(LCAP療法)

潰瘍性大腸炎の西洋医学での治療法には、
薬、手術、白血球除去療法という3つの方法があります。

 

病院では、「潰瘍性大腸炎は、治りません」とはっきりと言われます。

 

ということで、西洋医学をいくら続けていても、
潰瘍性大腸炎は治らないのですが、
症状を軽くしてくれる対症療法がいくつもありまして、
白血球除去療法もその1つです。

 

白血球除去療法って、どんな治療法ですか?

白血球除去療法(LCAP療法)は血液を一度、体の外へ出して、
白血球を除去するフィルターを使って炎症にかかわる細胞を取り除き、
浄化された血液を体に戻し、腸の炎症を抑える
新しい治療法です。

 

なぜ、白血球を取り除くのですか?

白血球は、外から入ってきた異物などから体を守る働きをします(免疫機能)。

 

白血球の働きに異常が生じると、
自分の腸の粘膜を異物とみなし、攻撃してしまいます。
その結果、腸に炎症が起きてしまいます。

 

炎症には、活性化された白血球が関係しています。

 

活性化された白血球からは、炎症に関わる様々な物質が出されるため、炎症がなかなか治りません。

 

潰瘍性大腸炎では、活性化された白血球が大腸の炎症に関わっていると考えられており、活性化された白血球を取り除くために白血球除去療法(LCAP 療法)を実施します。

 

潰瘍性大腸炎であれば、誰でも白血球除去療法(LCAP療法)ができるのですか?

潰瘍性大腸炎であっても、必ず白血球除去療法(LCAP療法)ができるわけではありません。

 

白血球除去療法(LCAP療法)の対象は
『潰瘍性大腸炎の重症、劇症患者および難治性患者』です。

 

重症度については下を参考にしてください↓

重症とは

排便回数が1日6回以上、血便があり、37.5度以上の発熱がある。

 

脈が1分間に90回以上、Hb10g/dL以下 の貧血があり、

 

30mm/h以上の赤沈がある

劇症とは

重症の中でも、特に症状が激しいものを劇症といい、

 

@重症基準を満たしている。  
A15回/日以上の血性下痢が続いている。  
B 38℃以上の持続する高熱がある。  
C 10,000/mm3以上の白血球増多がある。  
D 強い腹痛がある。を満たすものです。

難治性とは

ステロイドを使用しても症状の改善が得られない場合(ステロイド抵抗性)と、
ステロイドの減量にともなって症状が増悪してしまい、
なかなか薬の量を減らせない場合(ステロイド依存症)

 

白血球を除去しても、免疫力に影響はないのでしょうか?

白血球除去療法(LCAP療法)をすることで、白血球は一時的に減少しますが、白血球は常に新しいものが作られるので、治療終了後すぐに正常の値まで戻ります。

 

どんな副作用がありますか?

腹痛、悪心(吐き気)、嘔吐、赤血球数、ヘモグロビン量の低下、下肢不腫、貧血
気分不快、発熱、倦怠感、胸部圧迫、呼吸困難、頭重、四肢感覚麻痺などが報告されています。
副作用の頻度は、普通の薬剤療法に比べて低いです。

 

潰瘍性大腸炎の薬を飲んでいますが、白血球除去療法(LCAP)を受けられますか?

薬を飲んでいても、白血球除去療法(LCAP)を受けることができます。

 

白血球除去療法(LCAP)は、入院して受ける治療ですか?

いいえ、入院ではなく、通院でも受けられます。
症状が悪く、経過観察が必要な場合には、入院が必要となります。
症状が落ち着き、退院した場合には、
週に一度通院して治療を受けることになります。

 

白血球除去療法(LCAP療法)は、寝ながら受けるのですか?

はい。採血用の針を腕などに刺し、ベッドで横になって、テレビを見たりラジオを聴ききながら治療を受けられます。

 

血液を体の外に取り出して治療を行うため、時々体調の確認(血圧測定など)が行われます。

 

ほとんどの場合、大きな副作用を起こすことなく、安全に治療を行うことができるのが利点です。

 

白血球除去療法の治療費はおいくらくらいですか?

材料価格122,000円・処置料2,000点
処置料・材料費込みで約153,000 円ほどの治療費がかかるとされています。
3割負担ですと、45900円くらいです。

 

炎症状態が続いている活動期には、週1回の治療を連続5回(1クール)おこない、その後、下痢、出血などの臨床症状、炎症反応、内視鏡所見などからさらに5回(2クール)行うかを決めることが多いようです。

 

白血球除去療法で良くなっている方はどれくらいいますか?

寛解と症状が改善した有効率は70%です。

 

効果がある人と効果がない人がいるのですか?

一般的に、発症からの期間が短い例は効きやすく、再燃と緩解を繰り返すことで腸管が線維化をおこし、かたくなってしまった状態や潰瘍が深い場合は治療効果が低いと言われています。

 

 

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