潰瘍性大腸炎の分類

潰瘍性大腸炎の分類

潰瘍性大腸炎は、病変が及ぶ範囲や病気がたどる経過によって、数種類に分類することができます。
潰瘍性大腸炎の分類

 

直腸炎型

潰瘍性大腸炎の炎症が、直腸から始まり、病変が直腸だけにとどまるものを「直腸炎型」と言います。

 

左側大腸炎型

潰瘍性大腸炎の炎症が、直腸の奥にある下行結腸におよぶものを「左側大腸炎型」。

 

全大腸炎型

潰瘍性大腸炎の炎症が、横行結腸、上行結腸へと進み、大腸全体へとおよぶものが「全大腸炎型」です。

 

「直腸炎型」と「左側大腸炎型」「全大腸園型」の3タイプの発症頻度は、ほぼ同じです。
また、病気の経過にはいくつかのタイプがあり、ひとくくりにはできないのですが、
調査では80 %以上の患者さんが、
緩解と再燃(よくなったり、悪くなったり)を繰り返す「再燃緩解(さいねん・かんかい)」です。

 

緩解期にある人と、再燃期にある人の割合は、およそ7対3で
緩解状態にある患者さんのほうが多くなっています。

 

その他の経過タイプは
下の表を参考にしてください。

 

病期の分類  
活動期(かつどうき) 血便などの症状があり、内視鏡で見ると、炎症が認められる
緩解期(かんかいき) 血便などの症状がなく、内視鏡で見ても、炎症が認められない
臨床経過による分類  
再燃緩解型(さいねんかんかい型) 再燃と寛解を、何度も繰り返す
慢性持続型 初回の発生から6ヶ月以上活動期にある。緩解期がほとんど見られない。
急性劇症型 激烈な症状で発症し、中毒性巨大結腸症、穿孔、敗血症など、重い合併症を伴う
初回発作型 発作が1回だけのもの。将来、再燃緩解型になる可能性がある

 

 

病変の広がりや、病期、経過などの分類は、
治療や予後を診断するデータになります。

 

 

潰瘍性大腸炎では発病してから5年間ぐらいが重要です。

 

この期間に、生活に十分気をつけて自己管理をするようにしましょうね。