潰瘍性大腸炎の原因は免疫異常!?

A潰瘍性大腸炎の原因は、免疫異常!?

免疫アップ

潰瘍性大腸炎の原因は、「免疫の異常」ではないか、という考える人もいます。

 

潰瘍性大腸炎になるしくみを、
少しおさらいしてみましょう。

 

 

わたしたちの腸管の粘膜には必要な栄養を吸収するなどの機能がありますが、

 

一方では、外から有害な細菌やウイルスなどの外敵が侵入した時に、
有害な細菌やウイルスを排除しようとするしくみ(免疫機能)が備わっています。

 

潰瘍性大腸炎 ばい菌

 

この免疫機能に異常が生じると、自分自身の粘膜をも異物とみなし、
自分自身の粘膜を攻撃して傷つけようとしてしまいます。

 

その結果、粘膜に炎症が起こります。

 

 

 

異物を排除するために異常にはたらく免疫機能が活発化すると、白血球が過剰にはたらき、
異物を処理するための物質を放出しつづけるため、持続する炎症が起こるのです。

 

ただ、この免疫説も決定的ではなく、炎症が起こるしくみとしては有力な説ですが、
なぜ免疫機能の異常が起こるのか、
潰瘍性大腸炎の発症のメカニズムは、まだ明確には分かっていません

 

潰瘍性大腸炎が起こっている腸管の粘膜では、免疫のしくみが乱れていることは確かなのですが、
細菌感染説にしても免疫異常説にしても、決定的ではありません。

 

潰瘍性大腸炎は、これらの説だけでは説明しきれないのです。

 

 

それから、1つ勘違いしがちなことがあります。

 

それは、自分の粘膜を攻撃しているのを

 

「免疫機能が強くなりすぎた結果」と解釈してしまうことです。

 

 

もし、免疫の働きが正常であれば、
免疫機能を調節するストッパー「サプレッサーT細胞」がちょうどよいタイミングで働きます。

 

けれども、免疫異常の場合は、免疫機能の調節をする「サプレッサーT細胞」の機能が不完全で、
免疫機能が働くことをやめさせられず、過剰に抗体をつくってしまいます。

 

つまり、「免疫が強くなりすぎている」わけではなく、「異常に働いている」ということなのです。

 

潰瘍性大腸炎は、「免疫が異常に働いている」のですから、
免疫を正常に戻すことが大切」であって、

 

免疫をただ弱めるだけでは、
体全体がおかしくなってしまう可能性があります。

 

詳しくは、
・免疫抑制剤は、使わないほうが良いの?
・潰瘍性大腸炎と免疫アップについて